松戸神社 本殿・拝殿・手水舎(まつどじんじゃ ほんでん・はいでん・てみずや)
更新日:2026年6月1日
松戸市指定文化財 有形文化財 令和8年3月26日指定
本殿の建立(こんりゅう)年代は明らかではありませんが、細部の様式は江戸時代中・後期の手法を示しており、元文(がんぶん)元(1736)年焼失後に再建されたものと考えられます。中規模の一間社流造(いちけんしゃながれづくり)で、庇(ひさし)周りの連三斗(つれみつど)の組物(くみもの)などは伝統手法を守っています。破風板(はふいた)にも浮彫(うきぼり)を施すなど手が込んでいます。市内では松龍寺山門(しょうりゅうじさんもん)(松戸市指定文化財)と共に最古に属する遺構と思われます。
拝殿は安政(あんせい)2(1855)年におこった安政の大地震で倒壊して再建されたもので、慶応3(1867)年再建の棟札(むなふだ)が残されています。内部は一室で畳敷(たたみじき)とし、格天井(ごうてんじょう)を張っています。天井板には、中央に竜ほかに花木の絵が描かれています。
手水舎は起(むく)り屋根の切妻造(きりづまづくり)で、細部は幕末の手法を示しており、中に据えられた石製水盤(すいばん)の刻銘(こくめい)と同じ慶応3(1867)年のものと考えられます。方柱(ほうちゅう)の懸鼻(かけはな)は北東が波に亀、南東が雲に竜、南西が松に鷹、北西が竹に虎となっていて、朱雀(すざく)の代わりに鷹としていますが四神(ししん)を表したものと思われます。
以上のように、松戸神社本殿は江戸時期中期から後期(18世紀半ば)の手法を示しており、市内の神社建築を代表する貴重なものです。また江戸時代末期の慶応3(1867)と建築年代が明らかな拝殿・手水舎を、神社を構成するものとして合わせて指定しました。
本殿
拝殿
手水舎
所在地
松戸市松戸1457 松戸神社
交通
京成電鉄松戸線松戸駅西口より徒歩約10分
案内図
【市指定有形文化財】松戸神社 本殿・拝殿・手水舎
松戸市松戸1457 松戸神社







