外出を自粛されている高齢者の皆様へ
更新日:2020年5月11日
高齢者の皆様に気を付けていただきたいこと
(1)新型コロナウィルス感染症が流行しています!
喫煙者や糖尿病、心疾患など基礎疾患をお持ちの方は、感染症が重症化しやすいので注意しましょう。また感染しないために、手洗いを中心とする感染予防を心がけましょう。しかし、感染を恐れるあまり外出を控えすぎて「生活不活発」による健康への影響が危惧されます。
(2)生活不活化に気を付けてください!
動かないこと(生活不活発)により身体や頭の働きが低下してしまいます。歩くことや身の周りのことなど生活動作が行いにくくなること、疲れやすくなるなどの「フレイル(虚弱、加齢によって体と心の機能が低下し、介護が必要になる前段階のこと)」状態が進行しないか心配しています。
2週間の寝たきりの生活を続けていると,失う筋肉量は7年間に失われる量に匹敵するともいわれています。
(3)フレイル(虚弱)の進行を予防するために
- 座っている時間を減らしましょう
- ラジオ体操やスクワットなどの筋トレなどで筋肉を維持しましょう
- 日の当たるところで散歩を行うなど運動を心がけましょう
- しっかりバランス良く食べましょう
- 毎食後、寝る前に歯を磨きましょう
- 電話などを利用した交流をしましょう
- 買い物や生活に困ったときには、『高齢者いきいき安心センター(地域包括支援センター)』に相談しましょう
一般社団法人日本老年医学会 参考
※介護予防に役立つ「元気応援体操」サイトでは、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、活動が自粛されているものがございます。予めご承知おきください。
※「水とみどりと歴史の回廊マップ」を活用して散歩等をする際は、新型コロナウィルス感染症感染拡大防止のため、以下のことにご注意ください。
- 個人で行い、他者との物理的距離を十分にとってください。
- 人の多い場所や公共・商業施設の屋内等は避けてください。
高齢者の低栄養防止のために必要な10項目
高齢期は低栄養による「やせすぎ」がフレイルの進行につながります。
多様性に富んだ食事を3食欠かさず食べることを意識してください。
しっかりバランスよく食べて栄養をとり、身体の調子を整えましょう。
免疫力を維持することにも役立ちます。さらに身体(特に筋肉)を作る
大切な栄養素であるたんぱく質をしっかりとることが大切です。
※疾病治療中の方は主治医の指示に従ってください。
規則正しい生活リズムで1日3回の食事を!
欠食は低栄養になりやすくなります。3回食べることにより必要な栄養素がとれます。
噛むことを意識して食べましょう!
よく噛むことで消化吸収が促進されます。噛む力も維持されます。
少し硬めの食材も取り入れられるように、調理方法を工夫してみましょう。
活動量を増やし、1日10分は日の光を浴びましょう!
座っている時間を減らし、家事や自宅でできる運動(ラジオ体操やスクワットなどの筋トレなど)を行い活動量を増やしましょう。紫外線を浴びることで、体内でビタミンDが作られ骨粗しょう症の予防になります。
人混みは避けましょう。
主食・主菜・副菜!
主食・主菜・副菜を揃えることによりバランスが良くなります。
汁物をつけることによりさらにバランスが整います(塩分制限がある方は注意が必要です)。
たんぱく質は毎食必ず食べる!
魚・肉・卵・大豆(大豆製品)のいずれかの食品をとりましょう。
大豆(大豆製品)は毎日とることをお勧めします。
肉類は脂の少ない部位を選びましょう。
魚は青魚(特にさんま・さば・いわし)を積極的に食べましょう。
野菜は1日350グラム以上食べる!
淡色野菜は1日230グラム、緑黄色野菜は1日120グラム以上食べましょう。
きのこや海藻、いも類も積極的にとり食物繊維が不足しないようにしましょう。
毎日果物を食べる!
食物繊維やビタミン類が豊富な食材です。1日1種類から2種類食べましょう。
ただし、糖分が多く含まれるため、食べ過ぎは禁物です。
また、カリウム制限がある人は注意が必要です。
カルシウムをとろう!~毎日牛乳1日コップ1杯~
牛乳はカルシウム補給には最適な飲み物です。牛乳が飲めない場合はヨーグルトを食べましょう。
小魚や小松菜、青梗菜、大豆製品もカルシウムが豊富です。
お茶かお水でコップ4杯以上の水分をとろう!
最低1日1リットル前後を目安に水分補給をしましょう。
塩分は控えめに!
お酢や香辛料、レモン、香りの野菜を取り入れ、塩分を控えましょう。
練り物や漬物などの塩分の高い食品や汁物を飲む回数を減らすことでも減塩につながります。
自宅でできる認知症・ロコモティブシンドローム(運動器症候群)チェックサイト(内部リンク)
自宅でできる認知症の簡易チェックサイトです。このサイトでは次の簡易チェックが行えます。
- 「これって認知症?(家族、介護者向け)」
- 「わたしも認知症?(本人向け)」
- 「運動機能は?ロコモチェック」
※このシステムの判定は医学的診断をするものではありません。
ご相談窓口および感染症(新型コロナウィルス感染症の関連情報)について(内部リンク)
お問い合わせ
福祉長寿部 地域包括ケア推進課 地域支援担当室
千葉県松戸市根本387番地の5 本館1階
電話番号:047-702-3652 FAX:047-366-7748
