教育委員会のとりくみ
更新日:2020年3月17日
平成27年度より、教育施策の要点をポスターにして市民の皆様向けに発信させていただくことにしました。これからも、市内各学校での教育活動や各社会教育団体の活動などの方針が市民の皆様によりわかりやすく届くよう工夫に努めて参ります。
みんなの教育について
ここでは、教育施策ポスター「令和2年度みんなの教育」に掲載した教育施策について、ご説明いたします。
「人をつなぐ、地域をつなぐ図書館へ」に対応する施策
図書館整備計画の推進【図書館】
概要
「松戸市図書館整備計画」を長期的なスパンで管理・推進するにあたり、東松戸図書館を含めた松戸市全体の図書館ネットワークを円滑に構築することが必要となります。そのため、図書館業務に関する有識者からアドバイスを受け、中央館・地域館・分館の施設面及び運用・サービス面の整備を推進していきます。
「ますます不思議な宇宙の魅力!」に対応する施策
宇宙や科学の楽しさを知る学習機会の提供【市民会館】
- 山崎直子宇宙飛行士による天文教室の開催
- プラネタリウム特別投影の開催
概要
- 山崎直子宇宙飛行士による天文教室の開催
松戸市出身の宇宙飛行士であり、松戸市天空スーパーアドバイザー兼松戸市民会館名誉館長でもある山崎直子氏を招いて講演会などの天文教室を開催することにより、子どもたちが身近に楽しく宇宙や科学に関心を持つ機会を提供します。 - プラネタリウム特別投影の開催
市民会館のプラネタリウムに、多くの市民の方に興味・関心を持ち、楽しさを知ってもらうため、各種の記念日に応じた特別投影を行います。
「専門家がやってくる!」に対応する施策
社会教育と学校の連携事業の推進(学習支援専門員の登用)【社会教育課・戸定歴史館・博物館】
概要
松戸市教育委員会における学校と社会教育の連携の推進や学習活動の支援等に関する教育普及活動を行うとともに、芸術の振興活動を、引き続き行っていきます。
(例)芸術鑑賞機会を充実させるための学校との連携の推進、学習活動の支援、社会教育関係団体との連携・渉外、展覧会やワークショップに関する教育普及啓発活動、松戸の歴史文化の学習に関する学習相談など。
博学連携プログラムの推進【博物館】
概要
博物館と学校が連携し、博物館アワード(社会科、美術科自由研究表彰)の開催や、学芸員による小中学校出前授業の実施、博物館実習、教員職場研修、職場体験学習の実施など、教育活動の推進を図っていきます。
「ここから変る!松戸のスポーツ」に対応する施策
スポーツ環境の整備【スポーツ課】
- 松戸運動公園陸上競技場3種公認に伴う工事
- 柿ノ木台公園体育館吊り天井等改修工事
概要
- 平成30年度に実施された3種公認継続のための事前調査に基づき、松戸運動公園陸上競技場改修工事を実施します(令和2年6月末完成予定)。また令和元年度に実施された夜間照明設置等工事により、利用時間が拡大されるため、それに合わせた新たな運用を開始します。
- 柿ノ木台公園体育館の天井等改修工事を実施します。
「全ての学びは「ことば」から」に対応する施策
論理的思考力・表現力・コミュニケーション能力を支える言語活動の充実【指導課】
(言語活用科『英語分野』『日本語分野』を展開)
概要
ことばのトレーニングにおける、小学校1年生から中学校3年生までの一貫したカリキュラムにより、中学校卒業時には英語でも日本語でも自分の意見を伝い合えるようにするとともに、言語活用科を切り口とした学力向上を図ります。
多層指導モデル「MIM」の導入による学力向上の推進【指導課】
(MIM:Multilayer Instruction Model)
概要
初期の読み書きの指導において、科学的な根拠に基づき、段階を踏みながら効果的な指導を行う「MIM」を導入し、学力向上を目指します。
「うごく教科書!しゃべる教科書♪」に対応する施策
ICTを効果的に活用したわかりやすい授業の推進(指導用デジタル教科書の購入)【指導課】
(ICT:Information and Communication Technology)
概要
教師がデジタル教科書を用い円滑に授業を進めることができるよう、ICT機器の整備と同時に教師用デジタル教科書を導入し、教師の学習指導の幅を広げ、学力向上を図ります。
「英語が読める、その先へ!」に対応する施策
将来のグローバル化社会を見据えた教育プログラム等の開発と推進【指導課】
- 効率的に英語が身に着く「(仮)まつどTESOLプログラム」の開発
- 「(仮)まつどTESOLプログラム」を導入したオールイングリッシュの授業を展開
(TESOL:Teaching English as a Second Language) - 小学校言語活用科の新たな教材「言語活用科ワークブック」を活用した授業実践
- 小学校の言語活用科英語分野における英語指導法「ジョリーフォニックス」の推進
概要
- 英語を母国語としない人たち向けの英語指導法『TESOL』に基づく「(仮)まつどTESOLプログラム」を開発します。
- 英語学習における4技能(「聞く」「話す」「読む」「書く」)をバランスよく身に付け、中学校卒業時には英語で議論できる生徒を育成するため、英語を母国語としない人たち向けの英語指導法『TESOL』に基づく「(仮)まつどTESOLプログラム」を開発・導入し、オールイングリッシュの授業を試行的に展開します。
- 新言語活用科の学習内容をワークブックにして配布することで、履修の徹底を図り、学力の向上につなげていきます。
- 英語学習の入り口である小学校低学年のうちに、英語学習の基礎となる読み書きを「ジョリーフォニックス」で学ぶことにより、どの子もつまずくことなく英語の音とつづりの規則性を身に付け、小学校3年生からの外国語活動にスムーズにつなげていきます。
「学びのトータルサポート」に対応する施策
多様化する教育的ニーズに対応できるサポート体制の構築
- 理科実験アシスタントが安全な理科実験授業をサポート(指導課)
- 放課後は、まなび助っ人が学力の底上げをサポート(指導課)
- 音楽アドバイザーが授業や部活で教員や児童生徒をサポート(指導課)
- 日本語指導協力者や日本語指導スタッフが日本語を母語としない児童生徒をサポート(指導課)
- 小学校の英語授業で英語インストラクターが学級担任をサポート(指導課)
- 図書館司書が子どもの読書活動・情報活用活動をサポート(指導課)
- スタッフ派遣により特色ある学校づくりをサポート(教育研究所)
概要
- 小学校学級担任へ向けた、理科の専門的な支援は、効果が高く、小学校教員をサポートすることにより、理科の授業を充実させます。実験アシスタント5人を5校に配置し、毎年配置校を変更しています。
- 「まなび助っ人」を置くことで、児童への補習学習を充実させ、学力の向上を目指すとともに、地域人材活用の充実を図ります。平成31年度は、延べ59人を27校に配置しました。
- 市立小中学校音楽部活動の指導者育成と、音楽部活動の活性化及び音楽科授業の充実を図るために、若手の音楽専科や顧問のいる学校5校に対して、音楽アドバイザー3名を配置しています。
- 日本語を母語としない児童生徒への日本語指導を充実させるため、固定スタッフ6人を6校に配置しています。
- 小学校の学級担任が一人で英語の授業ができるようになるため、英語インストラクターが指導・助言等を行います。英語インストラクター25人が1人1・2校を担当し、計44校に配置しています。
- 学校図書館の整備及び授業への関わり等の業務により、子どもの読書活動・情報活用活動の活性化を図ります。小学校は2校に1人配置し、中学校は4校に1人が巡回しています。
- 各学校の特色を生かした教育の達成と課題解決に向けた学校教育力の向上のため、学校からの企画書をもとにスタッフを全校に配置します。
「子どもも親も一緒にサポート!」に対応する施策
幼児家庭教育の啓発【生涯学習推進課】
- パンフレットの継続配布
- パートナー講座の開催
- 家庭教育支援講演会の開催
- 親子特別公演会の開催
概要
- 幼児家庭教育啓発パンフレットを増刷し、母子手帳交付対象者に配布します。
- 幼児家庭教育の重要性をより深く理解してもらうため、啓発パンフレットを活用した出前講座を開催します。
- 家庭教育支援の一環として、特に幼児家庭教育についての講演会をこれまで開催されていない地区で開催し、家庭・地域における教育力の向上を図ります。
- 休日を家族で過ごし、コミュニケーションを図れるような親子参加型の無料公演会を企画、開催します。
子育てや家族のあり方などを学ぶ学習会の開催【生涯学習推進課】
概要
子どもの発達段階に応じた、子育てに関する情報の提供や学習会を開催します。また、保護者同士の情報の共有や、抱えている悩みや不安を相談できる仲間づくりの場として、子育てについて自主的、集団的、継続的に学習活動を行う家庭教育学級を学校・幼稚園・保育園等と連携し支援していきます。
スクールソーシャルワーカー配置による市内の支援体制の確立【教育研究所】
概要
多様化・複雑化した課題を抱える児童生徒・家族に対し、社会福祉の専門性を生かして福祉的アプローチを行います。教育と福祉が連携協働しながら、課題解決に向けた支援体制を築いていきます。
子育て・教育のワンストップ型セーフティーネット作り【教育研究所】
概要
学校教育相談員、訪問相談員、学習支援スタッフを配置することで、個々のニーズに合わせた不登校支援と保護者支援を行い、他機関と家庭がつながることで、将来的な社会的孤独を防ぎ、ひきこもり、貧困、DV等を未然に防ぎます。
「自分の将来を自分の選択で!」に対応する施策
大学進学サポート体制の充実(予備校との連携)【市立高校】
概要
放課後及び土曜日に、予備校から講師を招いて進学向け講座を実施しています。
主に対象とする生徒像は、一つは部活動に加入し活動を継続しながら大学進学を目指す生徒、もう一つは学習意欲があるが経済的負担により一般入試をためらう生徒です。
令和3年1月から大学入試センター試験に代わる「大学入学共通テスト」が開始されることに伴い、同試験に対応できる力を養うため予備校を活用します。
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