麻しん(はしか)患者の発生状況
更新日:2019年10月10日
10月2日に届け出られた麻しん患者の発生届出は取り下げられました
松戸市在住の女児が麻しんと診断され、2019年10月2日に診断した医療機関から松戸保健所へ発生届出がありましたが、同年10月9日に、麻しんと診断した医療機関から、その後の検査結果等を総合的に勘案し麻しんではないと判断され、麻しん発生届出が取り下げられました。
詳細は、以下のリンクをご覧ください。
令和元年10月9日麻しん発生届出取り下げ:麻しん(はしか)の発生について(令和元年10月3日)
(診断した医療機関からの情報)麻疹との接触後の健康観察の終了について
千葉県内では26例の麻しん(はしか)患者が発生しています
千葉県では2019年に入ってから10月9日までに26例の麻しん患者が発生しています。
※千葉県内で発生している患者の概要等は、以下のリンク(千葉県ホームページ)をご覧ください。
市民の皆様へお願い
- 麻しんの感染力は非常に強いので、発熱や発疹(※1)など、麻しんを疑う症状が現れた場合は、必ず事前に医療機関に電話連絡でその旨を伝え、医療機関の指示に従い受診しましょう。また受診時は、周囲への感染を防ぐため、公共交通機関等の利用は控えてください。
- 「過去に麻しんにかかったことがない方」や「予防接種を2回接種していない方(母子手帳等の記録に基づく)」・接種歴が不明な方」は、かかりつけ医などに相談の上、予防接種を検討しましょう。(※2)
(※1)麻しんは通常、発熱後、一度熱が下がってから高熱と共に発疹が出現します。麻しん患者と接触後、または、麻しん発生地域に滞在後、発疹以外の症状が出現した場合も注意しましょう。
(※2)定期予防接種該当年齢(第1期:1歳になってから2歳になるまで、第2期:小学校に入学する前の1年間)以外の方は、接種費用は全額自己負担になります。費用等に関しては医療機関にお問い合わせください。
海外へ渡航される方へ
麻しんは、海外で感染し、国内へ持ち込まれる事例も多くなっております。
海外へ渡航予定のある方は、以下のページもご覧ください。
麻しん(はしか)とは
麻しん(はしか)は麻しんウイルスによる急性の全身感染症で、感染力が非常に強く、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するといわれています。また、人から人に感染し、あっと言う間に周囲に感染が拡大します。
感染すると、約10日後に発熱や咳、鼻水等のかぜ症状が現れ、2日から3日間、38度前後の熱が続きます。解熱後、再び39度以上の高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎の発症が見られます。
また、死亡する割合も1,000人に1人といわれています。
麻しん(はしか)の予防接種
麻しん(はしか)に感染しないためには予防接種が重要です。
麻しんの定期予防接種対象(第1期:1歳になってから2歳になるまで、第2期:小学校に入学する前の1年間)の方は、早めに予防接種(MR ワクチン)を受けましょう。
定期予防接種以降でも、以下に該当しない方は、MR ワクチンを受けましょう。
- 母子手帳などで麻しんワクチンを2回以上受けた記録がある
- 過去に麻しんに罹ったことが確実である(検査で確認されたことがある)
予防接種に関するお問い合わせについて
健康推進課 予防衛生班(電話:047-366-7484)
2019年度(平成31年度)松戸市における子どもの定期予防接種について
