このページの先頭です
サイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

夏季展 「坂川・江戸川水景色」

更新日:2014年7月24日

開催期間 平成26年7月19日(土曜)から9月23日(祝日)

プロローグ

 徳川昭武(1853-1910)は実家の水戸家から将軍家に入り、兄の将軍慶喜の名代として
1867年パリ万国博覧会に派遣されました。ヨーロッパの地で彼は「プリンス・トクガワ」と呼ばれました。
 ここでは、明治元年にフランスから帰国する時に初代日本総領事でフランス人の金融業者・フリュリ・エラールから贈られたブロンズの馬やヨーロッパから持ち帰った大理石製獅子置物、後にこれをモデルとして戸定邸庭園内にあった「楽焼釜」で焼いた陶製の獅子を展示します。

昭武公・慶喜公 坂川を撮る

 1905年(明治38)4月28日、最後の将軍・徳川慶喜は戸定邸を訪れました。彼は戸定邸西側の崖を降り、当時存在した線路の踏切を渡って130mほど先の坂川でドイツ人カール・ツァイス氏製の高価な立体カメラで撮影を行いました。このコーナーでは明治の3D写真や撮影の様子をご覧ください。

旧松戸宿

 徳川昭武は旧松戸宿の写真をたくさん撮影しています。松戸神社やその門前の様子、高台の戸定邸から見た松戸宿などです。現在8月9日と10日に行われる「松戸宿坂川献灯まつり」の会場の百年前の姿も写っています。変わらない情景、失われた情景に思いを馳せていただければと思います。

坂川 水景色

 戸定邸のすぐそばには坂川が流れ、それはいくつもの小河川の水路に繋がっていました。この水系は物資や人の移動に欠かせないものでした。徳川昭武が明暗の諧調表現に心血を注いで撮影した写真は松戸が水郷地帯であった一面を再認識させてくれます。

江戸川 水景色

 松戸は江戸川の水運、旧水戸道中の宿場町として発展しました。江戸川は物資の大動脈で人と文化にとっても重要な経路でした。白い帆に風を受けて進む船や鮎の稚魚をとる様子、夕暮れ時の移ろい行く川の風景などをご覧ください。

お問い合わせ

生涯学習部 文化財保存活用課 戸定歴史館

千葉県松戸市松戸714番地の1
電話番号:047-362-2050 FAX:047-361-0056

本文ここまで


以下フッターです。