地震災害（じしんさいがい）に備（そな）えよう

もし地震がおこったら、その時どうする！

大地震（だいじしん）から身（み）を守（まも）るためには、日ごろの準備（じゅんび）が大切（たいせつ）だよ。
家族（かぞく）みんなが集（あつ）まって、地震（じしん）がおきたときにどうするか、日ごろから話（はな）し合（あ）っておこうね。

どんな地震でも、大（おお）きくゆれるのは1分ぐらいだよ。あわてて外（そと）に飛（と）びださいようにしてね。

（1）まず自分（じぶん）を守るため、ゆれを感（かん）じたらすぐにテーブルや机（つくえ）の下（した）にもぐり、身近（みぢか）にざぶとんなどがあれば、頭（あたま）を守ろう。

（2）にげ道（みち）をつくろう。ゆれが大きいと、ドアや窓（まど）が開（あ）かなくなって、室内（しつない）に閉（と）じこめられることがあります。ドアや窓を少（すこ）し開（あ）けて、ひなんする道をつくっておこう。

（3）火（ひ）を消（け）そう。ゆれが小（ちい）さい時（とき）は、すぐに消（け）そう。大（おお）きなゆれの時（とき）は、まず自分（じぶん）の身（み）を守り、ゆれがおさまってから火（ひ）を消（け）そう。

（4）われたガラスや食器（しょっき）で足（あし）をケガすることがあるから、はだしで歩（ある）くのはやめようね。スリッパをはくか、家（いえ）の中（なか）でもくつをはいておこう。

机（つくえ）などの下（した）にもぐろう。たなの上（うえ）から本（ほん）などが落ちてきてあぶないよ。ざぶとんなどで頭を守り、ゆれがおさまるのを待（ま）とう。

まくらをかかえて、ふとんの下（した）にもぐり、まくらで頭を守ろう。近（ちか）くにたおれそうな家具（かぐ）がある時（とき）は、まくらなどで頭を守りながら、安全（あんぜん）なところにいどうしよう。

ゆれが小（ちい）さい時（とき）は、すぐに火（ひ）を消（け）し、テーブルの下（した）にもぐろう。ゆれが大（おお）きい時（とき）は、すぐにテーブルの下（した）にもぐり、ゆれがおさまってから火（ひ）を消（け）そう。

家のなかはいつでも安全にしておこうね！

学校にいる時（とき）に、地震におそわれることもあるよ。先生（せんせい）が近くにいる時（とき）は、その指示（しじ）にしたがおうね。もし、先生がいない時（とき）は、すぐに机（つくえ）の下（した）にもぐって、からだを守り、防災（ぼうさい）ずきんをかぶることも忘（わす）れないでね。
ひなんする時は「お（おさない）・か（かけない）・し（しゃべらない）」の約束を守ろうね。

防災(ぼうさい)ずきんをかぶり、机(つくえ)の下(した)にもぐろう。からだを小さく(ちいさく)かがめて、机(つくえ)の足(あし)をしっかりおさえてね。音楽室(おんがくしつ)や図書室(としょしつ)では、危険なピアノや本(ほん)だなのそばからはなれ、机(つくえ)の下(した)にもぐろう。

窓ガラス(がらす)が割れたり(われたり)、校舎(こうしゃ)のかべやへいが、たおれるおそれがあるよ。ゆれを感じたら、すぐに校舎(こうしゃ)の近くからはなれ、校庭(こうてい)のまん中(まんなか)にひなんしてね。

学校の行（い）き帰（かえ）りの道でゆれを感じたら、カバンや上着(うわぎ)などで頭を守りながら、できるだけ早（はや）く危険なものからはなれよう。たおれやすいブロックべいや、われて落（お）ちてくる窓ガラス、かわらなどに注意(ちゅうい)してね。　ゆれがおさまったら、ひなん場所や学校へ向（む）かいましょう。先生、消防署(しょうぼうしょ)や警察の人(ひと)、市役所(しやくしょ)の人などの指示があれば、それにしたがいましょう。

お店(みせ)のカンバン、われた窓ガラス、かわらなどはとても危険だよ。ビルの近くにいた時は、窓ガラス、かべ、タイル、レンガなどが
落(お)ちてくることがあるから、カバンなどで頭を守り、落(お)ちてくるものに注意しながら、たてものからはなれて、公園など広い場所へひなんしてね。

　電車(でんしゃ)やバスに乗(の)っている時は、ゆれがおさまっても、かってに外(そと)へ飛び出す(とびだす)のは危険だよ。車内(しゃない)放送(ほうそう)をよく聞(き)いて、その指示にしたがいましょう。人の多(おお)い場所にいる時は、混(こん)らんにまきこまれないように、落ち着いて行動(こうどう)することが大切(たいせつ)だよ。

たなが倒(たお)れたり、並(なら)べてある商品(しょうひん)が飛(と)んでくることがあるので注意しよう。電気(でんき)製品(せいひん)、家具、食器(しょっき)などの売場(うりば)は特（とく）に危険だよ。 従業員(じゅうぎょういん)や放送の指示にしたがい、落ちついてひなんしましょう。柱(はしら)の近くや階段(かいだん)の近くは、ひかくてき安全な場所だよ。

映画館やげき場は、くらくてせまいので、大混(こん)らんになることがあります。あわてて出口(でぐち)に向(む)かってかけ出すと、ほかの人に押(お)したおされたりする危険があるよ。落ち着いて行動をしよう。 座席（ざせき）を上(あ)げてしゃがみこみ、バッグなどで頭を守り、係員(かかりいん)の指示にしたがうことが大切だよ。