松岡壽とその時代
- 会期…平成14年3月2日(土)から4月7日(日)
展覧会の趣旨
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松岡壽(まつおかひさし・文久2年~昭和19年)は明治期を代表する日本の洋画家の一人ですが、同時にその後半生では、日本のデザイン振興に大きな業績を残しました。大正10年に創立された東京高等工芸学校の初代校長に就任し、この学校の基礎を固めた功績は日本のデザイン関係者に広く語り伝えられています。 本市では、地域の美術史のテーマとしてこの東京高等工芸学校の調査を進める中で、松岡壽の伝存資料の調査研究を行ってきました。松岡の次女西川弘子氏はこの調査に惜しみない援助をしてくださいましたが、平成9年に亡くなられ、死後、本市に作品7点と関連資料約1200点が寄贈されました。さらに、平成11年に3点の絵画が寄贈されたので、これを顕彰するため展覧会を開催します。 |
展示の様子
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アプローチ「本を読む少女」(手前)は松岡の次女弘子(後、西川姓)がモデルで、その寄贈品が今回の展示の核となっている。 |
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油絵ローマ留学時代から帰国後の肖像画を中心とした代表作が並んでいる。古典的な美意識に基づいた温和な写実は像主を生き生きと描き出している。 |
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松岡壽の画室晩年を過ごした逗子の画室で使われていた書斎机、携帯画板、教え子たちから贈られた記念品も展示され、作家の人柄に触れることができる。 |
主な展示作品
本展は明治初期から昭和期にわたる松岡の息の長い画業を作品と資料とによってたどります。また、松岡と直接の師弟ではないものの、教員からこよなく敬愛された松岡校長の姿を浮き彫りにするため、本市所蔵品の中から、同校の教員たちの作品を同時に展観します。
また、本展では松岡の出身地である岡山県の岡山県立美術館と共同して、互いの所蔵作品を交換展示し展示内容をより豊かなものとすることとしました。これからの時代に相応しい地域からの新たな文化発信の第一歩にしたいと思います。
〔松岡壽作品〕「スケッチブック」(明治9年) |
〔資料〕「工部美術学校フォンタネージ送別写真」(明治11年) 〔同時代作家〕 川路新吉郎「工部大学校風景」(明治11年) |
〔東京高等工芸学校教員作品〕寺畑助之丞「くれゆく頃」(大正12年) |
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作品紹介
![]() イタリーの田舎娘(明治14年)
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![]() 凱旋門(明治15年頃) 岡山県立美術館蔵
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関連行事
-平成14年3月9日に終了しました-
松戸市教育委員会・明治美術学会主催
松岡壽生誕140年記念シンポジウム
特別協力 岡山県立美術館
社会教育課 美術館準備室 TEL047-366-7463
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