ホーム > 市の紹介 > 公共施設ガイド > 博物館・歴史館 > 戸定歴史館 > 歴史館で行っている展示会 > H11.12.18からH12.02.20 【通常展】松戸徳川家の調度品

戸定歴史館-通常展松戸徳川家の調度品

戸定歴史館入り口垂れ幕

平成11年12月18日から平成12年2月20日まで

 松戸徳川家の本邸として使用されていた戸定邸は、延床面積728平方メートルの規模を誇り、邸内には22もの部屋が連なっています。戸定邸内の生活を彩っていた屏風、掛け軸、漆工品などの調度品を展示しています。

 

物語図屏風 江戸後期 紙本著色 藤原広長筆
  • 物語図屏風 江戸後期 紙本著色 藤原広長筆
 源氏物語を描いたと思われる六曲一双(一つの屏風が六面から構成されているものが左右一対の二つで構成されていること)の屏風。竜頭鷁首(リュウトウゲキシュ;平安時代、貴人の乗った船。竜の頭と想像上の水鳥である鷁の首が彫刻されている)を池に浮かべ、優雅に管弦の楽を楽しむ様子が描かれている。
 この屏風は水戸徳川家に伝来し、松戸徳川家が分家するに際して、水戸家から贈られたもの。筆者の藤原広長は江戸後期の大和絵画家。上質な絵の具を使い、優れた技術によって、堅実に画面がまとめられている。写真は左隻(左側の屏風)部分。会期中に右隻への展示替えを行います。
黒漆凰菱文手箱
  • 黒漆凰菱文手箱
 光沢が美しい漆黒の黒漆に金蒔絵が施された手箱。「伏見宮経子(1882~1939)遺品」とあるので、徳川昭武の兄で最後の将軍徳川慶喜の九女経子の形見分けの品として松戸徳川家に入ったことが分かる。
桐鳳凰堆朱盆 有栖川宮幟仁(タカヒト)親王(1812-1886)遺品
  • 桐鳳凰堆朱盆 有栖川宮幟仁(タカヒト)親王(1812-1886)遺品
 堆朱(ツイシュ)とは朱漆を百回内外塗り重ね、その漆の層に山水・花鳥・人物などを彫り出したもの。写真のものには桐や鳳凰(ホウオウ;古来、中国で瑞鳥として尊ばれた想像上の鳥)が彫り出されている。
 この盆の持ち主であった有栖川宮幟仁親王は、有栖川威仁(タケヒト)親王の父。威仁親王は昭武、慶喜兄弟と交流が深く、その縁があって、この堆朱盆が松戸徳川家に入ったものと思われる。

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