市有施設アスベスト調査結果と今後の対応について
この度、市有施設全体の吹付け材アスベスト含有率調査結果と室内空気中濃度測定結果がまとまりました。その概要と今後の対応についてお知らせします。
1. アスベスト含有率調査結果と対策実施状況について
昭和62年度と平成17年度に、242施設の予備調査(図面・目視等)を行い、吹付け材が使用されている131施設について含有率調査を実施しました。
調査結果は、現在は使用が規制されている1%を超える吹付け材が使用されている施設が68施設ありました。この内全て対策済み(対策中を含む)施設が10施設、未対策の施設が58施設(うち一部対策済み7施設を含む)となっています。
また、未対策施設を、使用されている吹付け材の種類で見ると、綿状・ひる石両方未対策が3施設、綿状のみが1施設、ひる石のみが54施設でした。
2. 室内空気中アスベスト濃度測定結果について
室内における飛散状況を把握するため、未対策施設58施設の室内空気中アスベスト濃度測定を実施しました。
結果は、58施設の内、不検出(定量下限値0.3本/リットル未満)が52施設、0.3~3.5本/リットルが6施設でした。
アスベストは、あること自体が危険ということではなく、その繊維が空気中に浮遊し、呼吸により吸い込む状況にあることが危険だといわれています。室内空気中アスベスト濃度については、現在のところ明確な基準はありませんが、大気汚染防止法では、アスベスト製造工場等の敷地境界での基準として「大気1リットルにつき10本」となっています。
また、WHO等による「環境保健クライテリア」では、「世界の都市部の一般環境中のアスベスト濃度は、大気1リットル当たり1~10本程度で、この程度であれば、健康リスクは検出できないほど低い」と評価されています。今回の結果は、これらに照らし合わせても、健康被害の懸念は無い状況と考えられます。
3. 今後の対応について
飛散のおそれが大きいといわれている綿状は、市役所庁舎(本館機械室)など4施設でした。室内空気中アスベスト濃度はすべて不検出でしたが、これらの施設については、最優先で対策を実施します。
また、飛散のおそれが小さいといわれているひる石は、57施設ありますが、室内空気中アスベスト濃度測定により検出された6施設については、健康被害が懸念される状況ではありませんが、より市民の安全・安心を確保する観点から、優先的に対策を実施していきます。
なお、室内空気中アスベスト濃度が不検出で、現時点で飛散が認められない51施設についても、定期的に「吹き付けの状態」を点検し、室内空気中アスベスト濃度測定を行いながら、適切な管理を行っていきます。
資料
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